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2009年の夏から、趣味で買い集めたお菓子の本についてのレビューを書いています。もっと書く事をエンジョイしたくなり、本棚から手放す本、追加する本がいくつか出てきました。ですので、ごくたまに書き込まれる本の内容についてのご質問に詳しく答えられない場合がございます。それでは、お時間ありましたら記事にお付き合い頂きつつ、ご一緒にお菓子本を楽しみましょう。

oyatsu082

Author:oyatsu082

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白いマカロン

六雁という和食店のデザートを担当されている女性パティシエの向谷地馨さんの本です。だいぶお若い方です。東京の自由学園卒業とのことで、料理の分野ですと上野万梨子さん、音楽ですと、小澤征爾さん、岩城宏之さん、山本直純さん…などなど、たくさん人物が出てきます。お顔立ちを見ると、20代っぽいです。上野さんが若くして料理本を出したことなどをつい重ねて思い出し、凄いなと思ってしまいます。
自由学園ってどんな学校なんでしょう…。

こちらのマカロンの作り方は、イタリアンメレンゲを作って合わせるタイプです。粉の方にも泡立てていない卵白を少し合わせてしっとりさせておきます。とりわけ白く仕上げる為、他の作り手の方々より、焼成温度が低めでゆっくり火を通すのが特徴です。

作ってみないことにはわかりませんが、マカロンコックが裏返っている写真を見ると、中央部分に若干空洞があるのが気になりました。そう見えているだけかも知れませんが。食べログやブログなどの画像をいろいろ検索してみると、少し空洞のあるマカロンが若干あるようです。フィリングを挟んでからしばらく経って、しっとりしたコックの一部が落ち込んだのかどうなのか…。焼く前に表面を1時間程度は乾かしますし、低い温度とはいえ表面を焼き固める時間が長いです。イタリアンメレンゲということもあり、皮膜が安定してでき易いので、気をつけないと皮膜が厚くなって、その分、中身になる分が若干足りなくなりそうな感じがあります。ピエはそれほど強く出ず、焼き上がりは厚みがあります。

砂糖の配合は、他の作り手のマカロンに比べますと、やや控えめで、ねっちり感は抑えめのように思います。マカロンコックがねっちりしていると、和の素材を挟む場合、例えば求肥だと口の中ではほどけないので少しくどくなったりしそうですし、みそに使った繊細な野の香りが負けるかも知れません。。このマカロンコックですと、和の素材と合わせて上品な甘さと口溶けの良さを演出でき、和食のデザートとして、違和感が無いのではないかと思いました。

マカロンひとつ焼くのに、190度で1分焼き固めて後温度を下げる…など、作り手によって温度と時間の設定にこれほど差があるお菓子はなかなか無く、いろいろ読む度に、どうなるんだろうなあと考えさせられます。この本では一通りマカロンコックの作り方が説明されていますが、マカロナージュやオーブンでの焼き加減は、結局、各家庭で試行錯誤するしかなく、この本だけで絶対成功するとは言いづらいものがあります。しかし、ウェブなどの検索をかけてみると、マカロン作りをしている人は多く、レシピや焼き方がいろいろ出ていますから、他の副読本を読まなくても参考にしながら何とかできるという面はあります。

フィリング作りは、そのまま和菓子作りです。余った時の為のサブメニューもあります。簡単に作れ、しかも美味しそうなので、マカロンを作らずにこっちだけ作ろうかな…と思ってしまいました。みそをアイスにかけたり、ごま豆腐を焼いてみたりしてみたいです。

せつないのは、あまり日持ちしなさそうということです。一回に作る量が直径4cmのマカロン15個分で、それほど多くはないです。でも、ごま豆腐は葛粉を使い、作ってから間もなく味が落ちていきますので、挟んで少しなじませたらすぐに頂くというのが良さそうです。本には、フィリングを挟んだ後、それぞれのマカロンの日持ちについて言及されていないですが、おそらく、バタークリームを挟むフランス菓子タイプほどには日持ちしないように思います。家でのおやつや、持ち寄りパーティー、ちょっとしたおもてなしなどに向くのではないかと思います。そもそもが、和食のデザートとして作られていることからも、日持ちは考慮に入っていないんじゃないかと。



以下、目次より引用です。


はじめに

○マカロンを焼きましょう
材料はシンプルです 道具はキッチンにあるものに少しプラスして
作り方の流れ ちょっと失敗することもあります さあフィリングをはさもう!

○白みそマカロン
白ごまみそ くるみみそ 黄ゆずみそ 春菊みそ 松の実みそ 陳皮みそ
実山椒みそ よもぎみそ 桜みそ 木の芽みそ 緑茶みそ ほうじ茶みそ
青ゆずみそ 花穂みそ
白みそフィリングの作り方
白みそフィリングが余ったら
(麸の焼き 五平餅 ホイップみそとフルーツ みそアイス)

○きんとんマカロン
大和芋のきんとん 大和芋といちごのきんとん 大和芋とドライフルーツのきんとん
かぼちゃのきんとん かぼちゃと実山椒のきんとん 
さつまいものきんとん さつまいもと松の実のきんとん
枝豆のきんとん 枝豆とりんごチップスのきんとん
塩味じゃがいもきんとん 黒こしょうじゃがいもきんとん
きんとんフィリングの作り方
きんとんフィリングが余ったら
(茶巾絞り きんとん餅 冷たいお汁粉 簡単ようかん)

○求肥マカロン
基本の求肥 桜の求肥 緑茶の求肥 ほうじ茶の求肥
ココナッツミルクの求肥 ココナッツミルクとドライフルーツの求肥
しょうゆとくるみの求肥 しょうゆと黄ゆずの求肥
求肥フィリングの作り方
求肥フィリングが余ったら
(アイスクリーム大福 求肥ロール 求肥のきんとん包み 求肥のお麸ラスク)

○ごま豆腐マカロン
基本のごま豆腐 黒ごま豆腐 桜のごま豆腐 よもぎのごま豆腐
ドライりんご入りごま豆腐 枝豆入りごま豆腐 甘納豆入りごま豆腐
ごま豆腐フィリングの作り方
ごま豆腐フィリングが余ったら
(ごま豆腐 フルーツとごま豆腐 焼きごま豆腐 どら焼き)

フィリングの材料
おわりに


テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

魅惑のコーヒースイーツ

辻口さんが業者さんと開発したカフェリーヌというコーヒー粉末を使った主にフランス菓子のレシピ集です。
コーヒーを使ったお菓子本は少なく、検索できる単行本は3冊あるようです。この中でパティシエさんが書いた本はこちらのみのようです。

この本が出版された当時2004年ですと、製造元の群馬製粉では、カフェリーヌは2種類の味、モカストロングとエスプレッソだけでしたが、今はキリマンジャロ、モカブレンドが加わり、更に、紅茶ではアールグレイ、柑橘で甘夏パウダーも販売されています。これからも、まだまだラインナップが加わるかも知れませんね。ですので、こちらの内容をそのまま作っても良いのですが、他のパウダーに置き換えるヒント集として使っても面白そうです。

例えば抹茶ですと、焙煎した香ばしさが無いので、ショコラでは単純な置き換えは出来ないと思いますが、いろいろ使い勝手が広がりそうな気がしました。製菓に使える紅茶パウダーは、あまり抵抗なく使えそうです。他社ではありますが、フリーズドライのフルーツを使ったパウダーも、いろいろ種類があるんですね。フルーツパウダー、特にベリー類あたりは、卵黄や小麦粉と出会うとどうしても発色が悪くなり、難しい面が出てきそうですが、パウダーをどのように使ったら楽しめるか、考えるきっかけになるのでは?と思いました。

紹介されているレシピは、作り方の説明はある程度はしてありますが、作り慣れた人向けです。道具もある程度揃っている方がいいです。シリコンで出来たプチフールの型やモールドなど、いろいろ出てきます。しかし、チョコレート細工専門のコームなどを使う場面は出てきませんので、よくよく見てみると、焼き菓子を何回か作ったことがあれば、いろいろ工夫しながら対応できるのではないかと思いました。

また、キャラメリゼしたコーヒー豆にチョコレートをコーティングしてカフェリーヌとココアをまぶして仕上げたり、ガナッシュをそのまま固めるようなものなど、トリュフフォーク1本と流し枠(流し缶などの流用も可)があって、温度管理さえ出来れば、お菓子作り間もない人でも何とかなるものがいくつかあります。デザートや飲みもののページは比較的簡単なものが多く、いちばん手軽なのは表面が泡立ったカフェオレにカフェリーヌをパラリと振るというものです。

ショコラの出来上がり数が30~40個分と、個数がちょっと多めですが、プロのチョコレート本ですと100個分などザラです。バレンタインの時期に出回る研究家さんによる手軽な本に比べれば、やや多めだという程度の量で、家庭向けの本になっていると思います。手間については、わかりやすい(?)ところで言うと、マガジンハウスから出ている辻口さんの本『ちゃんと作れるスイーツ』くらいの大変さといったところです。出来るだけ多くの人にカフェリーヌを使ってみて味わって欲しいということなのでしょう。それでも、万人向けではなく、コーヒーをお菓子に取り入れることに興味を持った人向けの本ではあります。

焼き菓子でのカフェリーヌの使いっぷりは徹底していて、タルト生地にもフィリングにもカフェリーヌ、シュー生地とクレームパティシエールの両方にカフェリーヌ…といった感じです。ティラミスに使うビスキュイに、シロップに、最後に振るココア粉末の代わりにカフェリーヌととにかく使いまくります。カフェリーヌというのは、部分的に使うよりも、どのパーツにも少しずつ使うというのが効果が出やすく、豊かな風味が楽しめるということなのでしょうか。生地に直接入れてコーヒー風味を付け、仕上げでは香り付けに使って、といった感じで。
ついでにリ・ファリーヌもプラスで出てくるレシピもあります。

私は、本には載っていませんが、まずは、作り慣れているものから分量を参考にしながら混ぜてみたいなと思いました。しかし、ショコラや焼き菓子などの香ばしさで威力を発揮するんだろうと感じましたので、焼き菓子のどれかは作ってみたいものです。シンプルな折パイのレシピについては、ここから例えばフロランタン風にカフェリーヌの香りを付けたヌガーを流したりするアレンジなんかも出来そうだな…と、いろいろ想像は膨らみます。



以下、目次より引用です。

今までになかった、純粋な風味をスイーツに
カフェリーヌとの出会い
お菓子を作る前に

第1章 カフェを愛したショコラ
ショコラ・カフェリーヌ パヴェ・ド・カフェ ジャポネ メランジュ
カフェ・エ・リ カフェ・ショコラ キャレ・ショコラ フリュイ・ルージュ

第2章 コーヒー色の焼き菓子たち
キャラメル・カフェ ケーク・カフェリーヌ カフェ・ノワ カフェ・シフォンケーキ
ティラミス カフェ・タルト ピエモン風くるみのタルト タルト・ポワール
バトン・マカロン カフェ・リーフパイ ミルフィーユ ガレット・デ・ロワ
モカ・エクレール

第3章 食後のコーヒーデザート
カフェ・ムース カフェ・プディング クレーム・カフェムース カフェ・クレーム
カフェ・キャンディ カフェ・グラニテ オレンジゼリー アフォガード
ストロベリーカフェ カフェ・オーレ フローズン・カフェ・ココ モンボボ


カフェリーヌとは
お菓子作りの道具
辻口氏の新たな挑戦、和の店「和楽紅屋」

○覚えておきたいお菓子の基本ルセット
テンパリング メレンゲ パートシュクレ 基本のカフェクレーム・パティシエール
フィユタージュ パータシュー イタリアン・メレンゲ


テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

お知らせ

こんにちは。

やっと暖かく過ごせるようになってきましたね。

ブログプロフィールを書き換えました。

と、いいますのも、ここ最近になって欲しいお菓子の本が増えてしまい、本棚に入りきらなくなってしまいました。去年秋から今年にかけて、いろいろ欲しいのがあって、気づいたら結構買ってました。
密やかな野望として、「お菓子本の私設図書館を作る」というのがあって、なるべく本を手放さないようにはしていたのです。そして、ブログで扱った本は出来るだけ所蔵するというルールでやってきました。でも、そうしていると、新しくて面白そうな本が買いにくくなり、若干欲求不満になりまして。

殆どを手放すといったようなことはしませんが「これはもういいかな…」というものを整理する感じです。
こういう時は、書庫がわりになる倉庫でもあればいいなあ…と思いますが。

ですから、私設図書館の夢は、どこのどなたか知りませんが、私よりもっと本を持ってる人にお任せして(現に、かなりの数を所有されている方がいらっしゃいますし)、私はブログを楽しむことにしようと決めました。そうすれば、図書館や友人から借りた本も記事にできて制限が無くなるなと。できれば洋書も扱ってみたいです。
もし私にご質問などがあった場合、手元に本が無ければ、記憶の範囲内でならお答えはできますが、詳しく正確な情報提供はできないかと思います。

ちょっとひと手間かけられる方は、アマゾンかオークションで購入していただくか、国会図書館で閲覧してください(笑)

私のブログですから、ご訪問の皆さんに断らなくても、私の一存でルール変更くらいしてしまえばいいんですけどね。一応、念のためにお知らせです。

と、いうわけで、これからもよろしくお願いいたします。

チーズのケーキ

こちらの本では、ベイクド、レア、スフレの3つのカテゴリーでチーズケーキが紹介されています。

まずは、カテゴリー毎の内訳ですが、製法で3つ、そして、様々なチーズを配合して作った例が4通りずつあります。この段階で、単純に組み合わせて12通りのチーズケーキが作れます。3つありますので、36通りのプレーンなチーズケーキが作れるということです。自分で考えながらいろいろ試してみたい人には、味の傾向やアイデアが端的に書かれていて、ヒントがいろいろとあると思います。置き換えるチーズの割合(最大値)もレシピが出されているから、完成品としてちゃんと作ることもできます。基本的には、クリームチーズをベースに、ある程度の割合までカマンベールやフロマージュブランなど様々なチーズが置き換え可能というスタンスを取っています。

これが例えば別の著者さんですと、クリームチーズはベースにせずに、サワークリームや生クリームで滑らかさを補ったりしてきますし、単発のレシピゆえに置き換えが簡単ではないところがありますので、この点についてはやりやすいと思います。

ボトム生地の組み合わせ例も豊富で、やる気次第で掛け算式にレシピが増やせます。使っている型は直径12cmの底取れ丸型がメインです。そして、それぞれ3つのカテゴリーのケーキに対して、いろいろな型を使ったり、味の付いたレシピが5、6つあります。

私は、いろいろなチーズを試して味見をしてみることに興味を覚えましたが、世間の評判は、やはり石橋かおりさんの方が圧倒的な感じです。やはり、ベーシックなものからフルーティーなものやカラフルなものまでいろいろ作れますからね。石橋さんの白っぽいケーキばかりの本も持っていますが、豆腐パックも含め、白さを活かす様々な型が使われていて、起伏に富んでいて綺麗だったです。

こちらの本は、視覚的に「うわあ、楽しそう」「かわいくてパーティにもいいわ」「新しい感じ」と、すぐに作ってみたくなる、心に残るようなビジュアル面が弱い感じがします。型の種類が殆ど固定されている(丸型が多め)上に、白いケーキが多いせいかも知れません。それに、組み合わせることで、自分で好みの味を探ってもらう、見つけてもらうというアプローチなので、著者があえて推すレシピというのがあまり無いのもアピール度が薄いかなと思いました。例えば、「この上ないふわふわ感」とか、「口の中でまとわり付くようなこってり感」とか、キャッチフレーズも特に強いものがありませんので、味わってみたいという欲望が湧きにくいです。

あと、チーズによる味や香りの強さなどの違いから、お茶などのフレーバーが合う、木の実が合う、酸味のあるフルーツが合う、酸味が無い繊細な香りのフルーツでも味が引き立つなど、傾向があると思います。ここまでチーズの配合例を紹介したのであれば、何か例があったら、プレーンなケーキから更にアレンジへと踏み込んでいきやすいかなと思いました。とはいえ、例を出すのは難しいかも知れません。現に、5つ6つは各タイプで例が出ていますが、傾向がつかめるようでつかみにくいです。また、出し過ぎれば、先入観から新レシピへの足かせになるかも知れません

何となく、スフレチーズケーキについては、甘いケーキから塩味っぽいもの、癖のあるもの、温かいものから冷たいものまで幅広く何でもいける、レアチーズケーキはスフレとは対照的にそれなりに制約がある、ベイクドはその中間、みたいな雰囲気かなと思いました。でも、これだけデータ出しができるということは、かなりの数を試作しなければならないでしょうから、本の制作側としては大変だったのでは?なんて思わせられます。

といったわけで、あともう一つや二つ、引きの強いポイントがあってもいい気がします。しかし、ボトムの詰め方から型からの外し方まで必要事項は漏らさず書いてありますし、タイプ別の工程写真の量や説明も多いです。こういった1300円の価格帯の本の場合、ひと昔の本ですと、スフレ生地を作る時の卵白はピンと泡立てる説明になっていたりして、結果、表面にひび割れなんていうのが普通でしたが、ひび割れないように作るやり方も、あえてひび割れるようにするやり方も載っていたりしますし、レア生地では、生地をより良く作るための温度管理にも言及されていて、教本としてはしっかり丁寧でなかなかディープです(こちらの本に限らず、「1day sweets」のシリーズは、ディープな本が多いですね。ドーナツレシピもとても面白いです)。大人かわいいガーリーさも程々で、落ち着いた感じの小さなケーキが作れます。探究心旺盛の人におすすめいたします。



以下、目次より引用です。


チーズケーキとボトムのおはなし
ボトムいろいろ
チーズいろいろ


○Part1 ベイクドチーズケーキ
ベーシックベイクド:Type1[混ぜて焼く]
ベーシックベイクド:Type2[湯煎焼き]
ベーシックベイクド:Type3[別立て製法]
チーズをかえたらどうなるの?

ダブルベイクドチーズケーキ ブリーチーズのタルト
チョコ&チェリーのチーズケーキ オレンジスティックのチーズケーキ
丸ごとカマンベールのチーズケーキ シュトロイゼルのレーズンチーズケーキ

○Part2 レアチーズケーキ
ベーシックレア:Type1[混ぜて冷やす]
ベーシックレア:Type2[ムースタイプ]
ベーシックレア:Type3[ババロアタイプ]
チーズをかえたらどうなるの?

ブラックミルキーレアチーズケーキ ピスタチオのレアチーズケーキ
ブルーベリーのマーブルレアチーズケーキ クレームダンジュ
ほうじ茶のレアチーズケーキ キャラメルレアチーズケーキ

○Part3 スフレチーズケーキ
ベーシックスフレ:Type1[別立て製法]
ベーシックスフレ:Type2[あつあつを食べるカスタードタイプ]
ベーシックスフレ:Type3[冷やして食べるカスタードタイプ]

ハーブ&ガーリックのスフレチーズケーキ ほうれん草のペッパーチーズケーキ
シェーブルチーズの真っ白スフレ ゴルゴンゾーラのチョコスフレ
フォンダンスフレ

Column1 ~添えておいしい~シュトロイゼル&クッキー
Column2 ~添えておいしい~カラメルナッツ
Column3 ちょっとのアレンジでスペシャルなケーキ

Basic Lesson
・チーズケーキ作りの基礎レッスン
ボトムの作りかた ボトムの敷き込みかた 型の注意 型からのはずしかた
リコッタ風手作りチーズの作りかた

・アレンジのアドバイスとQ&A

基本の材料 基本の道具


テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

クイックブレッド アンド ジャム

クイックブレッドというくくりで見てみると、ソーダブレッド以外にも、メキシコのトルティーヤや蒸しパンなど、世界各地を幅広く捉えるならば、甘味の少ない食事のお供にもなるパンというのはいろいろあるものです。

オーブンの中で思うままに膨れた形のいびつさなどを、そのまま味わいとして活かしてある感じです。森岡梨さんが焼くようなビスケットの風合いが好きな人には良さそうです。1999年の本ですので、だいぶ経っています。今、流行のものとは本のデザインが全然違いますが、古さは感じません。10年前のカフェっぽい、ユニセックスな感じといいますか。

現在出版されているクイックブレッドの本は、油脂の選択から混ぜる副材料やトッピングまで、バリエーション多彩で凝っていますし、一方で、マクロビ対応のレシピも豊富です。こちらの本は、比較的シンプルで、あまり相性を選ばすにジャムやスープに合わせられ、一つの食事やおやつのメニューとして広がりやすい感じがしますが、現在の状況から行くと、出番が少なくなるかも知れません。

福田さんの既刊本の中でも、特にこの本には、写真について賛否両論あるようです。4人の若い男女(20代前半くらいでしょうか)がクイックブレッドを作ったり食べたりしている様子と、クイックブレッドやジャムのアップ写真が載っています。大きく分けると、雑な感じで綺麗じゃない、いやいやアートと食の融合が素敵だ、カッコイイという意見のようです。

好みの問題なので、いい悪いでは無いことを前置きしつつ、私個人としては、ジャムが瓶の口から垂れていたり、クラムが散らかっていたりすると、全体の印象がベタベタと食べ散らかしたようになってしまって、あまりいい気分はせず、単調な感じも受けてしまいました。クラムが散らかっているのは良しとしても、ジャムのベタベタ感がどうもダメでした。また、ジャムがたいてい瓶いっぱいには入っていなくて、真上から撮影されているものについては、どんな状態のジャムが出来ているのか見づらいというのもあります。もちろん、全てのページに於いて散らかっているわけではありません。素朴な焼き上がりのブレッドを、白くて形のよいお皿やクロス類、雑貨などで綺麗にまとめてある写真も所々で挟まれています。

福田さんに、果物の皮をむいたりなどの処理をしながら白いエプロンの裾で手を拭く習慣があって、洗濯機で洗いたくない程に色合いが素敵だと感じるのだそうです。なので、このような試みをいろいろ集めてみたのかな?と思ってもみますが…。食べ物に対する既成概念を打ち破るという意味では面白いですが、食べ物にまつわる観念というのは、なかなか根深いものがあります。
ただ、リラックスして楽しみながら作っている姿は好感が持てましたし、このお洒落な軽快さで、料理やお菓子作りに対してやる気が出る人もいることでしょう。取りあえず雑穀や全粒粉などが混じったブレッド、お供にペースト、ジャム、スープのいずれかでもあれば、食事が気軽に取れるということで、料理が苦手な人でも取り組み易いです。

本の前半がカラー写真、後半に2色刷りでレシピが書かれています。レシピの中に書いてある、相性が良い食べ物、代替可の材料、値段は高いけど一度は賞味をお勧めしたいジャムなど、読み物として、フムフムと読めるところがあります。福田さんの他の本にもよく出てくる、一つのレシピからの展開パターンの数々、これを読むのが私は好きです。とことん果物マニア、いろいろ食べて楽しむのが好きっていう感じなところが良いです。最初は視覚の印象から入って凝ったデザインが先行しますが、最後には、読み物の方に強い印象が残ることが多いです。

時に、取り上げられているレシピやテーマがあまり好みではなくても、読み物として楽しんでいるうちに、気づくと増えている福田さんの本。これが私の中での位置付けのようです。



以下、目次より引用です。
(レシピ名以外の部分で少し省略しています。)

○ABCマフィン
アップル+ブラックチョコ+シナモンマフィン アーモンド+バター+コーヒーマフィン
アスパラガス+ベーコン+コーンフラワーマフィン
オールスパイス+ブラックセサミ+チーズマフィン

○ABCローフ
アブソリュート!バナナ+シナモンローフ アタボイ!ブロッサムハニー+キャロットローフ
アロマティック!ブルーベリー+チーズローフ アクメ!ビターチョコレート+ココアローフ

○ソーダブレッド
プレーンソーダブレッド サワーソーダブレッド オレンジソーダブレッド
はちみつソーダブレッド バナナソーダブレッド ソーダブレッドバー レーズンソーダブレッド

○スコーン
トラディッショナルスコーン ピストゥースコーン ヘーゼルナッツスコーン
ピーナッツクランチスコーン チャイスコーン ローズマリースコーン カプチーノスコーン

○ミルクフード
ミルクジャム フロマージュフレ リコッタチーズ ブールフレ&ブールサレ

○カード
レモンカード オレンジとバニラのカード グレープフルーツカード 柚子ときび砂糖のカード

○ママレード
ぽん柑のママレード 金柑のプレザーブママレード ぽん柑のキャラメルママレード
金管のキャラメルママレード マンゴーシナモンママレード
パイナップルミントママレード

○パンケーキ
プレーンパンケーキ 全粒粉のパンケーキ シルバーダラーパンケーキ 黒ごまのパンケーキ

○パイ
全粒粉パイ 全粒粉のチーズパイ 全粒粉のキャラウェイパイ 全粒粉のソルトパイ
そば粉パイ ライ麦パイ

○リーンブレッド
いちじくのライ麦ブレッド

○フラットブレッド
クネッケ

○ポップオーバー
ブラックペパーポップオーバー パルメザンチーズポップオーバー

○ラップブレッド
チャパティ トルティーヤ

○スチームブレッド
包(パオ) さつまいも蒸しパン ジャム蒸しパン オレンジ蒸しパン 黒砂糖かるかん

○ペースト
ピストゥー ジェノベーゼ タプナード アーモンドタプナード 
ハニーピーナッツバター モンフール アーモンドペースト アップルバター

○ルゴラック
シナモンロールのルゴラック チョコレートピンウィール アーモンドラズベリークロワッサン

○いちごジャム
いちごジャム いちごと白ワインのジャム いちごと赤ワインのジャム いちごのメープルジャム
いちごときび砂糖のラム風味ジャム いちごのはちみつゼリー いちごとオレンジのジャム
いちごとバナナのジャム

○ミックスジャム
ブルーベリー&ラズベリージャム りんご&洋梨バター キウイフルーツ&パイナップルジャム
黄梅&プラムジャム いちじく&サルタナジャム レッドカラント&レモンゼリー

○季節のジャム
白桃ジャム 杏ジャム メロンジャム ブルーベリージャム いちじくジャム
キウイフルーツジャム ラズベリージャム ルバーブジャム 野いちごジャム

テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

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