とっておきのチョコレートのお菓子
テンパリングの必要がないチョコレートケーキ中心の本です。
手に入りやすい材料を使っていますので、チョコレートのお菓子入門編としても大丈夫ですが、本格的なケーキが焼けますので、これ1冊でかなり満足度が高いです。さまざまなチョコのお菓子を追求したい方でなければ、これで充分ではないでしょうか。
全体的に濃厚でしっとり、ビターなレシピが多いです。作るときは、ちょっと値が張っても気合を入れておいしいクーベルチュールを用意したくなる内容です。チョコの鮮度が低いと、砂糖がかなり入るレシピですので、甘みが強く感じられて食べにくくなりますし。ココアなんかも、新しいのと保管しておいたのでは香りが全然違うので、だんぜん新品がいいです。
私は、フォンダン・オ・ペカンという粉の全く入らない、ピーカンナッツを飾ったガトーショコラが好きで、よく作っていました。まるで柔らかいチョコレートそのままを食べているような濃いケーキなので、あまりたくさん食べられないのですが、これをブラックコーヒーと共にちびちび食べるのが好きです。コーヒーとケーキを交互に口に運びます。ブラックコーヒーで口の中をリフレッシュすると共に、コーヒーの香りを口の中に残したまま、次の一口を食べるとチョコの香りと交じり合ってより深みが増して、いい感じ。抹茶と和菓子を食べるようなノリです。
他にもいろいろと作りましたが、「紅茶のチョコレートケーキ」にもはまりました。チョコレートクリームとプレーンなスポンジに打ったアールグレーのシロップの香りが口に広がるの説明どおり、口の中に香りがいっぱいで、おしゃれでほっとするような味。この本の中では軽くて食べやすい方のレシピです。このレシピを見ていたら、NHK『お菓子大百科』に載っていた、横溝春雄さんの「ウィーン風チョコレートケーキ」を思い出しました。早速レシピを見てみると、材料構成や作り方が似ています。横溝さんのレシピは、軽いチョコレート風味のビスキュイ生地で、小嶋さんはジェノワーズというのが大きな違いでしょうか。
※少し注釈しておきますと、小嶋さんの本にある「ウィーン風チョコレートケーキ」は、同じウィーン風でもだいぶ違ったケーキです。
小嶋さんの別著『パティスリー』のプロフィールに、横溝さんの元、新宿中村屋で2年間働いたという経歴がありますから、横溝さんからの影響を受けて小嶋さんが膨らましたレシピなのかな…と想像がわいてきました。長年あたため続けたレシピに対する愛みたいなものも感じて、楽しく盛り上がりました。
パリ風ブラウニー・コアントロー風味もよく作りました。私は実を食べ終わったはっさくではっさくピールを自作していましたので、オレンジピールの代わりに使っていました。清涼感が違って面白かったです。ピールに変化をつけて好みの味を見つけるのは、かなりオススメです。
そんなわけで、バレンタインデーも近いことですし、いかがでしょうか。
でも、お菓子本のブログを読んでくださっている皆様ですと、もう持ってる人の方が多いかも知れませんから、おすすめは野暮ですかね…。
以下、目次より引用です。
Introduction
お菓子を作り始める、その前に<基本の材料と道具>
お菓子作りに不可欠なチョコレート”クーベルチュールチョコレート”
○ガトー・オ・ショコラ
ガトーショコラを成功に導く3つのポイント
グランマルニエショコラ フォンダン・オ・ペカン パリ風ブラウニー・コアントロー風味
ドール・オ・ショコラ ウィーン風チョコレートケーキ クラシックショコラ
クラシックショコラ・バナナ クラシックショコラ・フランボワーズ
プディング・オ・ショコラノワール 紅茶のチョコレートケーキ ルーローショコラ
○デセール・オ・ショコラ
ミルクチョコレートムースシトロン風味 ムース・オ・ショコラブラン
ハートのムースショコラ ランゴ・オ・ショコラ タンバル・オ・ショコラ
○ボンボン・オ・ショコラ
オリジナル生チョコ プラムの生チョコ アプリコットの生チョコ
ストリップチョコレート
素敵なチョコレートコポーを作りましょう
ソースを作りましょう
チョコレートのお菓子を贈るときには…
ワンポイントアドバイス
手に入りやすい材料を使っていますので、チョコレートのお菓子入門編としても大丈夫ですが、本格的なケーキが焼けますので、これ1冊でかなり満足度が高いです。さまざまなチョコのお菓子を追求したい方でなければ、これで充分ではないでしょうか。
全体的に濃厚でしっとり、ビターなレシピが多いです。作るときは、ちょっと値が張っても気合を入れておいしいクーベルチュールを用意したくなる内容です。チョコの鮮度が低いと、砂糖がかなり入るレシピですので、甘みが強く感じられて食べにくくなりますし。ココアなんかも、新しいのと保管しておいたのでは香りが全然違うので、だんぜん新品がいいです。
私は、フォンダン・オ・ペカンという粉の全く入らない、ピーカンナッツを飾ったガトーショコラが好きで、よく作っていました。まるで柔らかいチョコレートそのままを食べているような濃いケーキなので、あまりたくさん食べられないのですが、これをブラックコーヒーと共にちびちび食べるのが好きです。コーヒーとケーキを交互に口に運びます。ブラックコーヒーで口の中をリフレッシュすると共に、コーヒーの香りを口の中に残したまま、次の一口を食べるとチョコの香りと交じり合ってより深みが増して、いい感じ。抹茶と和菓子を食べるようなノリです。
他にもいろいろと作りましたが、「紅茶のチョコレートケーキ」にもはまりました。チョコレートクリームとプレーンなスポンジに打ったアールグレーのシロップの香りが口に広がるの説明どおり、口の中に香りがいっぱいで、おしゃれでほっとするような味。この本の中では軽くて食べやすい方のレシピです。このレシピを見ていたら、NHK『お菓子大百科』に載っていた、横溝春雄さんの「ウィーン風チョコレートケーキ」を思い出しました。早速レシピを見てみると、材料構成や作り方が似ています。横溝さんのレシピは、軽いチョコレート風味のビスキュイ生地で、小嶋さんはジェノワーズというのが大きな違いでしょうか。
※少し注釈しておきますと、小嶋さんの本にある「ウィーン風チョコレートケーキ」は、同じウィーン風でもだいぶ違ったケーキです。
小嶋さんの別著『パティスリー』のプロフィールに、横溝さんの元、新宿中村屋で2年間働いたという経歴がありますから、横溝さんからの影響を受けて小嶋さんが膨らましたレシピなのかな…と想像がわいてきました。長年あたため続けたレシピに対する愛みたいなものも感じて、楽しく盛り上がりました。
パリ風ブラウニー・コアントロー風味もよく作りました。私は実を食べ終わったはっさくではっさくピールを自作していましたので、オレンジピールの代わりに使っていました。清涼感が違って面白かったです。ピールに変化をつけて好みの味を見つけるのは、かなりオススメです。
そんなわけで、バレンタインデーも近いことですし、いかがでしょうか。
でも、お菓子本のブログを読んでくださっている皆様ですと、もう持ってる人の方が多いかも知れませんから、おすすめは野暮ですかね…。
以下、目次より引用です。
Introduction
お菓子を作り始める、その前に<基本の材料と道具>
お菓子作りに不可欠なチョコレート”クーベルチュールチョコレート”
○ガトー・オ・ショコラ
ガトーショコラを成功に導く3つのポイント
グランマルニエショコラ フォンダン・オ・ペカン パリ風ブラウニー・コアントロー風味
ドール・オ・ショコラ ウィーン風チョコレートケーキ クラシックショコラ
クラシックショコラ・バナナ クラシックショコラ・フランボワーズ
プディング・オ・ショコラノワール 紅茶のチョコレートケーキ ルーローショコラ
○デセール・オ・ショコラ
ミルクチョコレートムースシトロン風味 ムース・オ・ショコラブラン
ハートのムースショコラ ランゴ・オ・ショコラ タンバル・オ・ショコラ
○ボンボン・オ・ショコラ
オリジナル生チョコ プラムの生チョコ アプリコットの生チョコ
ストリップチョコレート
素敵なチョコレートコポーを作りましょう
ソースを作りましょう
チョコレートのお菓子を贈るときには…
ワンポイントアドバイス
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