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2009年の夏から、趣味で買い集めたお菓子の本についてのレビューを書いています。もっと書く事をエンジョイしたくなり、本棚から手放す本、追加する本がいくつか出てきました。ですので、ごくたまに書き込まれる本の内容についてのご質問に詳しく答えられない場合がございます。それでは、お時間ありましたら記事にお付き合い頂きつつ、ご一緒にお菓子本を楽しみましょう。

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Author:oyatsu082

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あまいテーブル

こちらの本は渡辺みなみさんの3冊目のレシピ本だそうです。

本の作りが凝っていて、背側がリング綴じになっています。しかも外函付きです。1995年当時の定価が2000円となっていますので、今作ればもうちょっと高いかも知れません。かなり贅沢に作られたものになっています。

そのうち手にしてみたいな…と思っていたら、今年になって、たまたま某オークションを通りすがっただけなのに格安で譲ってくださる方が見つかり、とってもラッキー。

数日後に到着し、初めて眺めてみた感想としては、
「アメリカンスイーツのこういう本が欲しかった。」
です。

出来上がり量が手ごろで込み入った材料が要らず、日本人寄りに薄甘にするようなことも無く、お菓子屋さんのショーケースの中みたいにカッコ良くなりすぎず、独自のアレンジが効き過ぎているわけでもない、アメリカのお菓子の手作り感がいっぱい出ている内容です。現地の人が大切にしている感覚や習慣はそのまま取り入れているような感じが伝わってきて、すぐにお気に入りの一冊になりました。作業工程の図説は全て手描きの絵で、古い料理書のような味わいがあります。

ここ数年出版されている、松之助の平野さんの本も良いのですが、違ったタイプです。ホームメイドの懐かしい感じがするアップルパイやコーヒーケーキなどを、お店仕様に洗練させ、それを家でも…という感じなのと、ニューヨークスタイルを謳っているだけあって、モダンでシックでゴージャスな感じがします。

みなみさんについては、家庭で作れる素朴さ、温かみ、冒険といったものを感じます。アメリカに渡ってレシピを持ち帰って作っているのではなく、リアルに住んで呼吸している人の感覚というのか、言葉にしにくいですが、そんなものを感じます。また、人種のるつぼであるアメリカを感じさせる、ライチの入ったゼリーやグラニタなど、明らかに東南アジアやイタリアのお菓子なども少し収められていて、その中に、日本人を象徴するカルピスを使ったレシピがあるのが洒落ています。

材料にチョコレートが多く出てくるのも特徴的です。ブラウニーがチョコなのはもちろん、市販のM&M'sやオレオが出てきたり、バナナにチョコ、大きく作ったクッキーにチョコチップ、ブレッドプディングにチョコレート…などなど、印象に残るチョコレート使いです。アメリカ人のチョコ好き、レシピの豊富さが伺い知れます。

使われている食器類は、ファイヤーキングに代表されるような、くすんだパステルカラーをした絵付けのあまりないぽってりしたお皿やカップなどがたくさん出てきますし、リネンも素朴な感じです。戦後のアメリカンアンティーク好きには楽しめると思います。

正直、アメリカンスイーツの絶版本は復刊して欲しいものばかりですが、中でも、この本と、雄鶏社の『アメリカをたべるパイ』は復刊して欲しいと思いました。今でも売っていたら買うだろうと思います。保管用にもう一冊…。


余談ですが、若山曜子さんの本でも時々アメリカンスイーツを見かけます。私は最初少し大川雅子さんっぽいのかな?と感じておりましたが、この本も含め3冊を見ていたら、実は、渡辺みなみさんが好きなのかも知れないと感じました。『スイーツマジック』という本の持っている雰囲気が何となく似ています。洋書にヒントを得ているということで、似た感じがするだけなのかも知れません。あるいは材料のチョイスが似ていてアレンジされている感じがするので、ひょっとすると自分なりに消化された部分があるのかな?とも思いました。アメリカのお菓子は既製品を上手に使って、マジックのように新しいお菓子に生まれ変わる側面がありますから、そこが似ているのかも知れません。

ちなみに、福田里香さんの『お菓子と果物の手帖』も好きなのですが、共通するイメージがわかりました。懐かしいような落ち着いた色味の本で、洋書っぽく、リング綴じにすると素敵になりそう、そして、旅する物語があるようなイメージと、ほんのり幻想的な雰囲気があるところです。



以下、目次より引用です。


○スクエアケーキ
レモン・オレンジスクエア ブラック&ホワイトブラウニーズ
ブラウニーズ・バナナソース添え チョコレートチップ・ココナッツバー

○小さなサイズのマフィン&ケーキ
コーラとチョコチップのマフィン バナナとくるみのマフィン
ブルーベリーとポピーシードのマフィン トマトジュースマフィン
いろいろなフルーツのショートケーキ 
ブルーポピーシード&アーモンドショートケーキ オレンジ・バターケーキ

○フルーツを使ったデザート
フルーツコンポート ストロベリーのロマノフ ピーチフール
フルーツグラタン ベリーのコブラー オレンジ・カラメル・マスカルポーネ
レモンチーズケーキ

○ホールサイズのケーキ&パイ
よっぱらいのチョコレートケーキ N.Y.チーズケーキ 
オレンジ・エンゼル・フードケーキ メープルピカンパイ パンプキンパイ
カラメルアップルパイ アメリカンチェリーパイ チョコレート・シルクパイ
バナナクリームパイ レモンメレンゲパイ モカアイスクリームパイ

○ゼリーとプディング
メロンゼリー カルピスゼリー グレープフルーツとペパーミントのゼリー
バナナ・カラメルプディング ピーナッツバター・ブレッド・プディング
チョコレート・ブレッド・プディング

○クッキーいろいろ
オートミール・レーズンクッキー スノーボール・クッキー
チョコレートチップ・クッキー M&Mクッキー スターレオ・ショートブレッド
ココナッツ・キス・クッキー フィンガービスキュイ

○フライパンで作るお菓子
ピーチパンケーキ チョコレートクレープ 
クリームチーズサンドのフレンチトースト りんごのベニエ

○ドリンクとパフェなど
バナナ。チョコレートシェイク マシュマロ・ミントソースのチョコレートパフェ
レモン・アイスクリームソーダ エスプレッソのグラニタ
フローズンコーヒークリーム ラズベリーホットチョコレート


○材料と道具のこと
いつでも作れるように用意しておきたい材料
あると、さらにいろいろなお菓子が楽しめる材料
まだまだあります。お菓子の材料
これは絶対用意しておきたい道具
ケーキのための型や道具は見ていても飾ってもかわいい

○準備と基本テクニック
必ずしておきたいお菓子作りの下準備
生クリームを泡立てるとき
メレンゲの泡立て方・ゼラチンの扱い方
基本的なパイ生地作り
バターをやわらかくするとき・チョコレートを湯せんで溶かすとき

○みなみさんからのメッセージ
お招き用デザート作りもアメリカ流ならば、ストレスはなし
アメリカはお菓子天国、思い出のあの街、あのお菓子
あとがきにかえて―お菓子作りは私にとって幸せの源


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テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

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こちらの本は渡辺みなみさんの3冊目のレシピ本だそうです。本の作りが凝っていて、背側がリング綴じになっています。しかも外函付きです。1995年当時の定価が2000円となっていますので...
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