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2009年の夏から、趣味で買い集めたお菓子の本についてのレビューを書いています。もっと書く事をエンジョイしたくなり、本棚から手放す本、追加する本がいくつか出てきました。ですので、ごくたまに書き込まれる本の内容についてのご質問に詳しく答えられない場合がございます。それでは、お時間ありましたら記事にお付き合い頂きつつ、ご一緒にお菓子本を楽しみましょう。

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Author:oyatsu082

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おいしいドルチェ教室

イタリア菓子の本は何冊か読みましたが、私の中では、パンツェッタ貴久子さんの著作が、一番カラフルでかわいくてパワフルで、ワクワクしてきます。イタリア菓子本の色味は、カラフルで明るく派手だなあと思っていましたが、こちらの本はもしかしたら現地よりビビッドじゃないか?と感じてしまいます。著者が美大卒というのも影響しているのでしょうか。

まずは、お皿と盛られたお菓子の一体感が凄いです。
派手に絵柄が描かれたお皿とこんがり焼けたお菓子がケンカするかと思いきや、上手い具合にまとまっています。原色にあふれていても調和しているのです。また、淡い感じの自然な一体感があるのもあります。でもシンプルな白いお皿では無く、少し癖があります。こういうのはありそうで無いなあと、いつもページをめくるたびに楽しめます。この本は絶版です。正直なところ、もっとロングセラーになってもいいのになあと思っていますが、フランス菓子主流の世の中ですから致し方ないところがあります。

いろいろ詰め込まれたちょっと賑やかな感じです。中身のレイアウトの面で、2000年代後半のお菓子本のようなすっきり感があるともうちょっと見やすいかなとは思いました。暮しの設計『入門イタリア菓子』の時に感じた感想と少し似ています。お皿もお菓子も活字も賑やかなのが特徴と言えば特徴です。ジローラモさんと同じナポリ出身の、ダニエラさんのお皿のチョイスはおとなしい感じで、カラフルなお皿は使っていても、全体を通すと結構シックに見えます。ダニエラさんの料理本を見ていると、青い絵付けのお皿が好きだったりもして、ご自分で焼かれたりもしています。当たり前と言えば当たり前ですが、人それぞれ個性が出るんでしょう。イタリアが好きな日本人、日本が好きなイタリア人、というような志向性を何となく感じます。


内容については、家庭向けのシンプルなステップのお菓子です。簡単だけど、直球で旨いといった感じでしょうか。例えば、モンテビアンコ(モンブラン)の栗ペーストの作り方は、『イタリアの地方菓子』に載っているものと同じパターンで、家庭ではこの作り方が一般的なのだなと思いました。フランス菓子のモンブランとは違い、少しココアが入り、隠し味になっています。味と香りが少し複雑になって、色もより茶色っぽくなります。素材が両方とも木の実系のせいか、違和感が無くまとまります。私はイタリア菓子タイプの方が、個人的には好みです。

ザバイオーネというアングレーズソースが泡立ったようなのがありますが、マルサラ酒を入れずに、バニラエッセンスで誤魔化しても、ホカホカのは美味しいなと思ったことがあります。脱線しますが、カスタードクリームも、ホカホカのままでも美味しいです。この時には、コーンスターチがベースになってるのがサラッと食べれて好みです。で、ザバイオーネを食べると体力が付くというエピソードがありまして、なぜか、オロナミンCに卵を混ぜて飲むのを思い出してしまいます(このネタがすぐにわかった人は、おそらくアラフォー以上ですね…)。

普段のお菓子のみならず、パネトーネなどのイースト菓子やクリスマス菓子、パン・バニャ、フォカッチャ、ツェッポレなどのようなお食事、おつまみ系のものも載っています。ムック本『ジローラモ印のイタリア料理』シリーズのパン、お菓子との対比ですと、パンについては、ほぼ内容がかぶっていますが、ムック本の方が本格的で詳しいですし、レシピ数も多いです。シミリ姉妹という双子の元パン職人さんがレクチャーしてくれているものを、さらに貴久子さんが家庭でも作りやすくアレンジしてあったりします。お菓子については、かぶっている部分が少なく、両方持っていても全く問題ありません。というか、どうせなら両方あった方がいいです。作りやすいのは、今回ご紹介の本でしょう。ムック本の方は、現地の方が食べる揚げ菓子や栗粉を使ったお菓子など、独特なものがあります。




以下、目次より引用です。


教室からの大切なポイント

○スプーンのお菓子
ブラッドオレンジのゼリー 焼きザバイオーネ ティラミスー
詰めものをした桃 ピーチメルバ 果物のマチェドニアピニャコラーダソース
バナナのオーブン焼き ハチミツのセミフレッド ココナッツプリン
ワイルドベリーのスフレ りんごクリーム チェリーのババロアオレンジフラワー風味
パブローバ モンテ・ビアンコ 栗のスープ 焼きパンナコッタ

○フォークのお菓子
レモンのトルタ おいしいタルト生地のつくり方 クロスタータ
リコッタのトルタ トルタ・カプレーゼ くるみのトルタ トスカケーキ
デリツィア りんごのストゥルーデル バラのトルタ いちごのテリーヌ

○お腹がすいたら
結び目のフライパン焼き じゃがいものソフトフォカッチャ ストレーゲ
ぶどうの房 イースト生地のこね方
馬車に乗ったモッツァレッラ 厚焼きフリコ 薄焼きフリコ フェットゥンタ
おばあちゃんの顔 海草入りツェッポレッレ パン・バニャ

○一年のお祝いのお菓子
カルネヴァーレ/キアッケレ パスクア/パスティエラ
ナターレ/ストゥルッフォリ&ちょっと簡単パネットーネ

○暑い夏にはグラニータ
コーヒーのグラニータ イチジクのグラニータ スイカのグラニータ

○カリッ、サクサク、ビスコッティ
聖アガタのオリーブ 松の実クッキー チョコレートサラミ スルタニーニ


ビアンコマンジャーレ

パーフェクトなカッフェ


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テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

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