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2009年の夏から、趣味で買い集めたお菓子の本についてのレビューを書いています。もっと書く事をエンジョイしたくなり、本棚から手放す本、追加する本がいくつか出てきました。ですので、ごくたまに書き込まれる本の内容についてのご質問に詳しく答えられない場合がございます。それでは、お時間ありましたら記事にお付き合い頂きつつ、ご一緒にお菓子本を楽しみましょう。

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Author:oyatsu082

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本格焼き菓子50選

著者の指旗さんがウィーン菓子店主ということもあり、やはりどちらかというとウィーン、ドイツ、スイス菓子の傾向が強くて得意分野なのかなと思いました。

中を見ますと、メジャーな作り方とは少し違った解釈で作られたお菓子にまず少し驚きました。
ガレット・ブルトンヌは、フランス菓子を専門にされている方ですと、有塩バターか無塩バターに塩を加えて作るのが通常ですが、塩分なしで作っています。塩けがあってこそ作る意味のあるお菓子だと思っていましたので、何でだろう?と思いました。

と思いきや、シフォンケーキは16センチの型分量のレシピに対して、塩を1グラム入れます。シフォンケーキに塩は、アメリカから持ち帰ったレシピで有名なフレーバーさんのレシピ本以外では見たことがありませんでした。スコーンもお菓子屋さんのスコーンといった感じで、卵が入り、砂糖の入り具合は素朴なイギリスのスコーンよりは少し多めです。マフィンも然りで粉とバターだけではなく、生クリームのしっとり感も加えられたものです。アメリカやイギリスの焼き菓子は、素朴になりすぎず口当たりの良さと旨みがある、お菓子屋さんならではのレシピのようです。

また、本の前書きに、消えてなくなっていくかも知れないお菓子もあえて選んでみたとありましたが、本当に消えてなくなるかも知れないと感じたものがいくつかあります。

ダンディー・ケーキは作家の森瑤子さんの料理本『森瑤子の料理手帖』でしか見たことがなかったです。表面にびっしりホールアーモンドを飾った、丸型で焼くバターケーキです。スコットランドのお菓子なのに、どういうわけか私の書棚を多めに占拠しているイギリス菓子の本のどれにも載っていないのが不思議です。イギリスのお菓子というのはイングランドのお菓子が主役で、ウェールズやスコットランド、北アイルランドは、そうでもないんでしょうか?この辺は後々調べてみたいです。

パケ・ド・アプリコはアプリコットのバターケーキをクッキー生地でくるむ=パッケージするお菓子で、ラング・ド・シャ生地を大きく焼き、熱くて柔らかいうちに長方形のバターケーキを包んでしまうというものです。今の時代のように、ビニールパッケージやショーケースなどでケーキの乾燥を防ぐことができなかった時代、マジパンでケーキを覆うのと同様に、クッキー生地でケーキを包むテクニックも編み出されたと、別の本で知りました。確かにこれは、ひと手間かかりますし、生菓子も多いケーキ屋さんの店頭にはあまり出てこないだろうなと思いました。

全体的にオーソドックスなレシピ群のようでいて、古さが逆に新鮮に感じられて、少し気になってしまう本です。デコレーションのかわいらしさなどを考慮に入れない方であれば、飽きずに長く使える内容ではないかと思います。



以下、目次より引用です。


○気軽に楽しむ簡単焼き菓子
ホット・ビスケット イングリッシュ・スコーン 
マフィン(チーズのマフィン ブルーベリーのマフィン りんごのマフィン)
タルト・オー・フロマージュ ケーゼクーヘン パルミエ シナモン・ストロー
サクリスタン
基本のパイ生地

○メレンゲを使った軽い焼き菓子
ブッセ 紅茶のフィンガービスケット レモンシフォンケーキ
アールグレイのシフォンケーキ 抹茶のシフォンケーキ ダコワーズ・カフェ
ダコワーズ・ピスターシュ

○リッチなバターを楽しむ焼き菓子
パウンド・ケーキ マドレーヌ フィナンシェ マーブル・ケーキ クグロフ
フルーツ・ケーキ コラム:漬け込みフルーツ ダンディ・ケーキ
オレンジケーキ バナナ・ケーキ プラム・ケーキ マロン・クーヘン

○小さな焼き菓子
ガレット・ブルトンヌ チュイール(アーモンド、ココナッツ、ごま)
チーズ・スティック リンツァー・アウゲ コーヒー・クッキー
ポルボローネ アーモンド・クッキー ヴァニラ・プレッツェル
ギプフェリー ヌガー・クッキー ラング・ド・シャ ココナッツ・マカロン
ダンテル

○ヨーロッパの伝統焼き菓子
カヌレ・ド・ボルドー ビスキュイ・ド・サヴォア パケ・ド・アプリコ
エンガディーナー クラシック・マディラ・ケーキ クリスマス・シュトーレン
パネトーネ レープクーヘン レーリュッケン リンツァートルテ

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テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

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