塩とスパイスにターゲットを絞ったお菓子本とは珍しいと思い、買ってみました。
お菓子づくりに取り掛かる前に、材料や道具の説明がしっかりしていまして、写真のイメージからいくとお菓子のカタログみたいな感じか?という予想はひっくり返りました。荻田さんの本はこれしか持っていないのですが、他の著作のレビューなどを読みますと、ハンドミキサーなどの使い方等、ユーザーに対しての説明が詳しいようです。あまりお菓子を作ったことが無い人にもちゃんとできるように配慮されているところが人気なのでしょう。ニュアンスを伝えるようなフレンドリーな書き方じゃなくて、オーソドックスな料理の教本のような文体です。こういった説明は、1回他の書籍で見ればOKではあったとしても、あればやはり嬉しいです。
でも、中のお菓子のレシピは工程説明が少なめなので、多少作ったことのある方向けです。まあ、最初からこのテーマの本を買うことが珍しいと思われますから、これはこれでいいかなと。
いろいろなお菓子が紹介されている割には使用している型の種類が意外と少なく、普通にお菓子を作っている方ならだいたい持っているもので済みそうですし、出来上がり量も極端に多いものがないので作りやすくなっています。
和食中心の食生活で、たまにカレー、コンポート、アップルパイなどで香辛料を使うくらいだと、たまったスパイスをどうやって消費するか困ることがあります。ナツメグなどは量をたくさん使うと癖が出るので、なかなか減っていかないです。いつもいつもパンデピスやジンジャーマンクッキーを作れるわけでもないので、これだけレシピが揃っていると、スパイスが使い切れなくて消費期限が切れるということが減りそうです。スパイスとお菓子の相性を作って確かめるのも時間がかかりますから助かります。
特にクッキー類が手軽にできて、スパイスをどんどん使えそうなのでいいなと思いました。イギリスのソフトなクッキーであるウェルシュケーキに興味があります。ナツメグとカランツを使って薄焼きのスコーンのような作り方です。
また、オレンジとグレープフルーツでは、同じシソ科植物であるタイムとローズマリーの使いどころが違うのも参考になります。
塩のお菓子については、あんこや大福などで甘じょっぱい味に慣れている日本人にはなじみやすいと思います。通常のレシピと違って甘さが塩によって引き立ちますから、他の本と比較してみますと、焼き菓子などは砂糖の量が1割位は少なめです。この本で使われている塩はフランス産のゲランドの塩です。その他、荻田さんがこの本ですすめている塩は、モンゴルのジャムツダウス、ドイツのアルペンザルツ、地中海のトーレビエハの塩田で採れる塩、伊豆大島の海の精、フランス(ブルターニュ)の岩塩です。通常の精製塩は塩辛くなるのでダメだそうです。どれも結構ミネラル分が高い塩ですね。私はジャムツダウスとアルペンザルツなら料理に使ったことがあります。アルペンザルツもおいしいですけど、ジャムツダウスはかなり甘い感じの塩で、普通になめてもおいしかったので、ジャムツダウスで作ってみたいなと思いました。
最後に、レシピとは関係ないですが、私にとって使われている雑貨類がツボで、物欲がかなり刺激されました。かわいいけどシンプルで、ガーリーになりすぎていないところが。
以下、目次より引用です。
はじめに
よく使う材料のこと
よく使う道具のこと
塩とスパイスの計量のこと
材料と道具の準備のこと
PART1 塩のお菓子
塩バターキャラメル 塩のクッキー(塩プレーン/塩ココア)
塩キャラメルパウンドケーキ 塩キャラメルマドレーヌ
塩のシューロールケーキ 塩ロールケーキ ジャーマンクランツ
ブッセ レーズンサンド 塩アイスクリーム
塩のおつまみ・2種(塩アーモンド/塩スティックパイ)
塩のプチ軽食・3種(スコーン/ココアマフィン/ビスケット)
お菓子に良く合う<塩>の話
PART2 スパイスのお菓子
スパイスの焼き菓子・10種
クラッカー(マスタードシード/クミン) クロッカン(ナツメグ/メース)
サブレ(クローブ/コリアンダー)
キャラメルクッキー(シナモン/オールスパイス) ビエノア(バニラ/ジンジャー)
シュークリーム アップルパイ パンプキンパイ
キャラウェイシードケーキ ウェルシュケーキ ジンジャーブレッド
パン・ダニス スパイスチョコ・2種(チリペッパーチョコ/黒こしょうチョコ)
シュトーレン リンツァートルテ バウムクーヘン パン・デピス
ジンジャーマンクッキー(ジンジャー/ココアジンジャー)
お菓子に使った<スパイス>の話
杏仁豆腐 焼きりんご
ハーブのシャーベット・2種(ローズマリー&オレンジ/タイム&グレープフルーツ)
スパイスのアイスクリーム・2種(黒こしょうアイス/オールスパイスアイス)
スパイスミルクプリン 桃のスパイスゼリー
スパイス★ドリンク・3種(ホットワイン/チャイ/ホットチョコ)
PRESENT WRAPPING
お菓子づくりに取り掛かる前に、材料や道具の説明がしっかりしていまして、写真のイメージからいくとお菓子のカタログみたいな感じか?という予想はひっくり返りました。荻田さんの本はこれしか持っていないのですが、他の著作のレビューなどを読みますと、ハンドミキサーなどの使い方等、ユーザーに対しての説明が詳しいようです。あまりお菓子を作ったことが無い人にもちゃんとできるように配慮されているところが人気なのでしょう。ニュアンスを伝えるようなフレンドリーな書き方じゃなくて、オーソドックスな料理の教本のような文体です。こういった説明は、1回他の書籍で見ればOKではあったとしても、あればやはり嬉しいです。
でも、中のお菓子のレシピは工程説明が少なめなので、多少作ったことのある方向けです。まあ、最初からこのテーマの本を買うことが珍しいと思われますから、これはこれでいいかなと。
いろいろなお菓子が紹介されている割には使用している型の種類が意外と少なく、普通にお菓子を作っている方ならだいたい持っているもので済みそうですし、出来上がり量も極端に多いものがないので作りやすくなっています。
和食中心の食生活で、たまにカレー、コンポート、アップルパイなどで香辛料を使うくらいだと、たまったスパイスをどうやって消費するか困ることがあります。ナツメグなどは量をたくさん使うと癖が出るので、なかなか減っていかないです。いつもいつもパンデピスやジンジャーマンクッキーを作れるわけでもないので、これだけレシピが揃っていると、スパイスが使い切れなくて消費期限が切れるということが減りそうです。スパイスとお菓子の相性を作って確かめるのも時間がかかりますから助かります。
特にクッキー類が手軽にできて、スパイスをどんどん使えそうなのでいいなと思いました。イギリスのソフトなクッキーであるウェルシュケーキに興味があります。ナツメグとカランツを使って薄焼きのスコーンのような作り方です。
また、オレンジとグレープフルーツでは、同じシソ科植物であるタイムとローズマリーの使いどころが違うのも参考になります。
塩のお菓子については、あんこや大福などで甘じょっぱい味に慣れている日本人にはなじみやすいと思います。通常のレシピと違って甘さが塩によって引き立ちますから、他の本と比較してみますと、焼き菓子などは砂糖の量が1割位は少なめです。この本で使われている塩はフランス産のゲランドの塩です。その他、荻田さんがこの本ですすめている塩は、モンゴルのジャムツダウス、ドイツのアルペンザルツ、地中海のトーレビエハの塩田で採れる塩、伊豆大島の海の精、フランス(ブルターニュ)の岩塩です。通常の精製塩は塩辛くなるのでダメだそうです。どれも結構ミネラル分が高い塩ですね。私はジャムツダウスとアルペンザルツなら料理に使ったことがあります。アルペンザルツもおいしいですけど、ジャムツダウスはかなり甘い感じの塩で、普通になめてもおいしかったので、ジャムツダウスで作ってみたいなと思いました。
最後に、レシピとは関係ないですが、私にとって使われている雑貨類がツボで、物欲がかなり刺激されました。かわいいけどシンプルで、ガーリーになりすぎていないところが。
以下、目次より引用です。
はじめに
よく使う材料のこと
よく使う道具のこと
塩とスパイスの計量のこと
材料と道具の準備のこと
PART1 塩のお菓子
塩バターキャラメル 塩のクッキー(塩プレーン/塩ココア)
塩キャラメルパウンドケーキ 塩キャラメルマドレーヌ
塩のシューロールケーキ 塩ロールケーキ ジャーマンクランツ
ブッセ レーズンサンド 塩アイスクリーム
塩のおつまみ・2種(塩アーモンド/塩スティックパイ)
塩のプチ軽食・3種(スコーン/ココアマフィン/ビスケット)
お菓子に良く合う<塩>の話
PART2 スパイスのお菓子
スパイスの焼き菓子・10種
クラッカー(マスタードシード/クミン) クロッカン(ナツメグ/メース)
サブレ(クローブ/コリアンダー)
キャラメルクッキー(シナモン/オールスパイス) ビエノア(バニラ/ジンジャー)
シュークリーム アップルパイ パンプキンパイ
キャラウェイシードケーキ ウェルシュケーキ ジンジャーブレッド
パン・ダニス スパイスチョコ・2種(チリペッパーチョコ/黒こしょうチョコ)
シュトーレン リンツァートルテ バウムクーヘン パン・デピス
ジンジャーマンクッキー(ジンジャー/ココアジンジャー)
お菓子に使った<スパイス>の話
杏仁豆腐 焼きりんご
ハーブのシャーベット・2種(ローズマリー&オレンジ/タイム&グレープフルーツ)
スパイスのアイスクリーム・2種(黒こしょうアイス/オールスパイスアイス)
スパイスミルクプリン 桃のスパイスゼリー
スパイス★ドリンク・3種(ホットワイン/チャイ/ホットチョコ)
PRESENT WRAPPING
スポンサーサイト