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2009年の夏から、趣味で買い集めたお菓子の本についてのレビューを書いています。もっと書く事をエンジョイしたくなり、本棚から手放す本、追加する本がいくつか出てきました。ですので、ごくたまに書き込まれる本の内容についてのご質問に詳しく答えられない場合がございます。それでは、お時間ありましたら記事にお付き合い頂きつつ、ご一緒にお菓子本を楽しみましょう。

oyatsu082

Author:oyatsu082

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ティータイムのイギリス菓子

山田さんはカレルチャペック紅茶店、カレルチャペックスウィーツを経営しながら、絵本作家の活動もするという、ちょっと他の著者さんたちとは違った角度で、イギリスのお菓子を体現しています。
イギリスのお菓子は児童文学の世界と密接につながっていて、白泉社の『イギリスのお話は、おいしい』、北野佐久子さんの『物語や絵本のお菓子』といった感じでいろいろと出版されています。童話のお菓子は、憧れも味のうちといいますか、口にした時の嬉しさやおいしさがいつもに増して心に残る、永遠の定番です。

山田さんには手書きの文字やキャラクターを使ったオリジナルのおとぎの世界があり、ティータイムを楽しく再構築した本を、読者に供給できるという凄さがあります。このような形式で本を作られることから、イギリスのお菓子を取り巻く世界をとても大切に考えているのが伝わってくる気がします。

レシピは、トラディショナルで優雅、銀のポットを取り出す…といったようなティータイムを演出できるというよりは、紅茶に合うものを山田さんの目線で取り揃えた、カジュアルで温かみのある内容です。出来上がり分量は、日本人の少人数の家族構成に合うように少なめになっています。卵1個の分量で出来る焼きっぱなしのケーキが多めです。
モラセスやデーツなどの手に入りにくく頻繁に使う事がない材料はあまり使われていないので、日本人にとって日常的に使え、イギリス菓子入門編としてはとてもいいのではないでしょうか。入門編的なもう1冊、長尾智子さんの本と比較すると、長尾さんのレシピはフルーツケーキやショートブレッドに砂糖を多めに使い、ちょっとどっしり目の傾向がありますから、山田さんの本は、甘さが気になる方にもいいと思います。

ただ、使われている砂糖の種類が多いです。ざっと見た所で、グラニュー糖、上白糖、粉砂糖、ブラウンシュガー、カソナード、黒砂糖、はちみつ、ゴールデンシロップなどを結構細かく使い分けていますので、いろいろ用意することになると思います。ですが、この辺も味は少し変わるかも知れませんが、ざっくりときび砂糖や三温糖で代用してもいけそうな気がします。

他にも目を向けますと、
スコーンは水分に牛乳を使わずヨーグルトで粉をまとめるレシピで、焼き上がりの写真が少ししっとりした感じでおいしそうです。『ローリー』というお菓子は、こねた生地を麺棒で伸ばして表面にジャムを塗り、巻き寿司のように成形したものを蒸して作る『ローリー・ポーリー』とは違って、別立てのスポンジ生地のロールケーキが紹介されています。
そして、アフタヌーンティーなどのティータイムによく食べる甘いお菓子以外にも、コーニッシュポークパイのようにイギリス人にとっておべんとうにもなるパイや(これって「お茶におにぎり」という感じと言ってもいいですかね?)塩味のチェダーチーズビスケットなどの甘くないお菓子も紹介してあります。日本人はおやつに肉まんやハンバーガーなども食べますから、このあたりもレシピの範疇として収めてあるのは嬉しいです。かつ、イーストを使うイングリッシュマフィンや、口の中で溶かして楽しむミルクファッジ、サマープディングまで載っていますから、この本1冊で一通り楽しめます。



以下、目次より引用です。


Ⅰ.Biscuit
ダービービスケット フェイスビスケット チョコチップビスケット ペチコートテイル 
オレンジ&レモンのショートブレッド フラップジャックス チェダーチーズビスケット

Ⅱ.Pie&Tart
ジャムタルト レモンメレンゲパイ カスタードパイ ティータイムチーズタルト
コーニッシュポークパイ 6ペンスパイ アップルパイ

Ⅲ.Cake
基本のスポンジケーキ 基本のバターケーキ バナナケーキ はちみつケーキ
チェリーアイシングケーキ ウィークエンドケーキ りんごケーキ
ティータイムチョコレートケーキ いちごのローリー チェリーのローリー 
ヴィクトリアケーキ

Ⅳ.Scone&Tea Bread
レーズンスコーン チェダーチーズとクミンのスコーン クランペット
イングリッシュマフィン イースターパンケーキ ティーブレッド

Ⅴ.Pudding+etc.
ブレッドプディング サマープディング オレンジプディング トライフル ミルクファッジ

Ⅵ.Christmas
クリスマスビスケット ミンスパイ フルーツケーキ クリスマスレイヤーケーキ

Column
イギリス菓子のビスケット1 お話の中のお菓子1 イギリス菓子のビスケット2
塩味のお菓子セイボリー ティータイムに合うお菓子 お話の中のお菓子2
はちみつのこと イギリス菓子、パウンド お話の中のお菓子3 ヴィクトリアンティー
定番お菓子スコーン 祝祭日のイギリス菓子1*イースター
プディングの話1 プディングの話2 ちょっとひと口のイギリス菓子
祝祭日のイギリス菓子2*クリスマス

週末はイギリス菓子で ティータイムはユーモラスに おいしい紅茶をいれるには

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テーマ: 料理の本
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 山田詩子 文化出版局

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